【あおい予備校ブログ】教えて武田先生 第3回「オープンキャンパスでは何を見るべきか」

こんにちは。あおい予備校スタッフのHです。

GWも終わり、各大学の新しい入学案内(パンフレット)が出揃う時期となりました。入学案内と同時に、オープンキャンパスの告知も始まっています。

あおい予備校校長の武田先生に受験生や保護者の皆さんが知りたい情報をお伝えする「教えて武田先生」第3回は、「オープンキャンパスでは何を見るべきか」がテーマです。

スタッフH(以下H):GWが開けて、各大学が新年度用のパンフレットや入試ガイドの配布を始めましたよね。

武田校長(以下T):そうですね。
今年のパンフレットには何が掲載されているか、変更点がないかどうか、しっかり確認していただきたいと思います。
当たり前のことですが、パンフレットは「大学の顔」でもあり、広報の専門チームが力を入れて取り組んでいるので、どの大学のパンフレットも魅力的ですよね。

H:そうですね。ところで、先生、そろそろオープンキャンパス(OC)のことを考える時期だと思うのですが、OCはどのように活用したらいいか、アドバイスをいただけないでしょうか?

T:そもそもOCは高校生・受験生や保護者向けに大学内の施設を公開するイベントです。
今から30年前くらいから始まったようで、大学の魅力を積極的に発信できる機会として、大学にとっては重要な宣伝ツールになっているものです。

中学や高校だと「オープンスクール」と呼ばれていますよね。OCは8月最初の土日を中心に開催されることが多いのですが、大学によっては5月末や6月からはじまって複数回実施する大学もありますよね。
まずは、行ってみたい大学のOCの日程を調べ、スケジュールを組んで見る必要があります。

H:スケジュールを組むというと、観光旅行みたいですが。

T: そうなんです。
OCというと、(1)キャンパスツアー(施設見学)(2)模擬授業(3)進学相談が柱になると思います。せっかく足を運ぶのだから、この3つはぜひ参加してほしいイベントです。

ただ、事前予約が必要だったり、進学相談は待ち時間が結構あったりするので、1日にいくつもの大学のOCを回るのは現実的ではありません。せいぜい午前と午後で1校ずつでしょうね。
だから移動時間も含めて綿密な計画を立てていく必要があります。理想は1日1校ですが。

H:私もその3つは参加しました。とくに模擬授業はおもしろかったですね。

T: 前回もお話しましたが、各大学の「売り」になるものは、カリキュラムと授業ですし、もっと言えば、その授業を担当する教授ということになりますからね。

H:確かにそうですね。ちなみに進学相談はやはり参加した方が良いでしょうか?

T:進学相談は教授や准教授が担当することが多いと思いますが、「何を学びたいのか」「将来はどうしたいのか」を訊かれることが多いと思います。だからちゃんと準備しておく必要がありますね。

H:なんだか総合型選抜の志望理由書のようなイメージですね。

T:その通りです。事前に準備しておけば、教授との面談もスムーズに運びますし、うまく行けば、顔を覚えてもらえるかもしれません。

H:なんだか面接試験のようですが…

T:実際そうでしょうね。総合型選抜や学校推薦を受験する予定であれば、必ず面接試験はあるわけだし。

H:おもしろい視点ですね。

T:大学教授というのは、その学問分野に情熱を傾けてきた人たちなので、「私は○○が学びたいので..」と言えば、「それならこういう授業もあるよ」と熱心に教えてくれますよ。

H:OCにせっかく足を運ぶのだから実のある情報を得られたらいいですよね。

T:事前の下調べが足りないと、結局、印象に残るのが「建物」や「設備」だけになってしまい、もったいないことになります。

H:参考になるお話、ありがとうございました。OCで、さらにモチベーション・アップができるようにしたいですね。

T: そうなってほしいです。

今回のまとめ:オープンキャンパスは、入念に下調べをしてから参加することが大切。雰囲気だけを味わうのではなく、模擬授業や進学相談に参加して、大学での学びを実感しよう。

この記事を書いた人:あおい予備校スタッフ2

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