【あおい予備校ブログ】教えて武田先生 第1回「良い参考書や問題集はどうやって選ぶのか?」
こんにちはあおい予備校新人スタッフのHです。
今回から大学受験や勉強の仕方について、あおい予備校校長の武田先生に、いろいろ質問をしていきます。生徒の皆さんや保護者の方々が知りたい情報をお伝えできればと思います。
今回は「良い参考書や問題集はどうやって選ぶのか?」がテーマです。
スタッフH(以下H):とうとう新学期が始まりましたね。受験生をはじめ、生徒の皆さんも張り切って勉強するぞ、と決意を新たにしていると思います。先生の高校時代はどうだったでしょうか?
武田校長(以下T):そうですね。4月のはじめは始業式や新しい科目や新しい先生の授業にあったりして、以外と学校での勉強がはかどらないですよね。それで受験勉強のスタートが遅れてしまったりしがちです。
H:確かにそうですよね。
T:それと私は運動部に入っていて春の大会に向けて練習が毎日あったので、勉強時間がちゃんと取れていたかというとあやしかったですね。
H:先生でもそうだったんですね。意外です。でも志望校はもう決まっていましたよね。
T:もちろん決まっていました。受験参考書や問題集もいちおう買い揃えていて、いつからでも勉強できるような態勢だけはできていたような(笑)。
H:受験参考書や問題集は先生ご自身で選ばれていたのですか?
T: 私が受験生だった頃はインターネットが登場するずいぶん前のことだったので、いわゆる受験情報誌を参考にしていました。定評のある参考書・問題集はまだ数が少なかったので、書店で見つけたらすぐ買う感じでした。
H:今だと情報がたくさんあって、どれを選んだらいいかわかりませんよね。YouTubeとか動画サイトでも勉強法の紹介とかあって、本当に迷います。迷っているうちに時間だけが過ぎてしまうという…
T:でもやっぱり時代が変わっても、「良い」参考書「使える」問題集というのは変わらないと思いますよ。
H:そうなんですか?先生、その「良い」参考書とか「使える」問題集の基準って何でしょう?
T:それは知識が過不足なく整理されていること、ある程度ボリュームもあるというのが条件です。入試問題を解く力をつけるためには、「量」が大切なのです。
H:確かにそうですよね。でも、もう少し良い参考書・問題集の見分け方についてヒントをもらえませんか?
T:書店の学習参考書のコーナーに行ってみて、実際に手に取ってみるとわかります。あと本は必ず最終ページに奥付(おくづけ)という重要な書籍情報があります。出版社・出版年第○版第○刷などです。今月10日に出版されたばかりの本であれば、「初版第1刷発行 2024年4月10日」と書かれています。
H:本をよく読む人だと必ず確認する部分ですよね。
T:参考書・問題集の場合、売れている本だと第○版第○刷の数字が大きくなります。出版年が古く、しかも版を重ねている参考書・問題集はそれだけ多くの受験生の支持があるという証拠になります。長年にわたる受験生の支持があるものを選べば間違いありませんよ。
H:なるほど。今度書店でチェックしてみます。先生、ありがとうございました。
今回のまとめ:良い参考書・問題集を選ぶ時は奥付(最終ページ)を見ること!長く売れ続けているもの、それだけ受験に役立ち、受験生の支持がある!