英語外部試験とは?メリットやCEFRについて、おすすめの試験を紹介

この記事では英語外部試験と英語外部試験利用入試について、解説しています。

1.英語外部試験とは

2.英語外部試験利用入試とは メリットなど

.英語外部試験の種類

4.最近よく聞くCEFR(セファール)とは?

5.受験生にマストな資格はコレ!

1.英語外部試験とは

英語外部試験(英語外部検定とも言います)とは、英検®やTEAP,IELTS, TOEIC, TOEFLなどの民間機関・外部機関が行っている英語の試験のことを指します。近年、「英語外部試験」という言葉がよく聞かれるようになったのは、英語外部試験を利用した大学入試=「英語外部試験利用入試」(外検入試とも言います)が増えているからです。

また総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦でも、英語外部試験で一定のスコア・級を取得していることや受験をしていることが出願条件になっている大学が多くあります。

一般的には英検®であれば2級が基準となります。志願者の学力を測る指標として英語外部試験が利用されているのです。

では、一般選抜における英語外部試験利用入試とは具体的にどのような試験なのでしょうか。

2.英語外部試験利用入試とは メリットなど

英語外部試験利用入試」とは、英検®(実用英語技能検定)やTEAP,IELTS, TOEIC, TOEFLなどの外部検定を受験し、それらの資格・成績やスコアを持っている受験生が、成績やスコアを出願資格とすることや、得点化してそのまま合否判定に利用することができる入試のことです。

最近では、独自の英語試験を実施しない大学も増えており、外検入試を導入する大学は年々増加傾向にあります。

では、外検入試のメリットは何でしょうか。次のような点が挙げられます。

①高校1年生、2年生など早い段階から外部試験を受検できるので、早くから受験対策ができること

②外部試験は何度も受検できるので一発勝負でないこと

③資格やスコアを取得してしまえば、英語以外の受験科目の勉強に時間を費やせること

*多くの大学で、入試から遡って2年間のスコアは利用できます

一方、英語外部試験の受検料がかかることはマイナスの面と言えるかもしれません。中には1回あたりの費用が高額な試験もあります(TOEFL iBTは245ドル=約27,000円)。

しかし、費用面を除けば、英語外部試験にデメリットはありませんので、すべての受験生がチャレンジするべきでしょう。

3.英語外部試験の種類

ここでは具体的にどのような英語外部試験があるのか、紹介していきます。

【国内の団体が実施】

  • 英検®(実用英語技能検定)

公益財団法人日本英語検定協会が実施している英語検定試験です。

ほとんどの方がご存知で、一度は受けたことがあるのではないでしょうか。

試験の種類は、大きく分けると2種類あり、従来の形式とCBTというオンラインで受講できるものがあります。

試験は従来型が年に3回実施しており、CBTは原則として毎週の土日に実施しています。全国47都道府県で試験を実施していること、学校での実施もあることから受検しやすい試験と言えます。

  • TEAP

この試験も日本英語検定協会が実施している英語検定試験です。TEAPについてはまだあまり馴染みがない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。上智大学と公益財団法人 日本英語検定協会が共同で開発した試験です。

TEAPは英検と同様、4技能を測る試験で、日本の高校生対象とした大学入試を想定して作られました(高1生以上でないと受検できません)。難易度としては英検準2級〜準1級程度です。TEAPを入試に採用している大学も多く、チャレンジする価値があると言えます。

  • GTEC®

ベネッセコーポレーションが開発した試験です。小学生用、中高生用、大学生・社会人用の試験があり、中高生用の試験は大学入試に活用ができます。試験は2種類あり、PBT(検定版)は学校申込み、CBTは個人申込みとなります。年に3回試験が行われています。

【海外の団体が実施】

  • IELTS(アイエルツ)、TOEFL、TOEIC

海外の団体が実施している試験です。それぞれ別の団体が実施していますが、主に海外へ留学するために必要だったり、就職時に英語力を測ったりする目的で受検することが多い試験です。難易度も国内の団体が実施する試験より難しい傾向にあります。

4.最近よく聞くCEFR(セファール)とは?

英語の検定試験(特に英検)というと、「合格しないと意味がないのではないか」と思っている方も多いと思います(特に保護者の方は)。実は、たとえ不合格だったとしても、「CEFR(セファール)」という基準に準拠したスコアがクリアしていれば、外検入試を利用することができます。

最近の英検では、受験結果にCEFRに準拠したスコアが出るようになっています。不合格だった場合でもそのスコア次第で入試の選択肢が広がりますので、まずは受検するということが大切です。

ここで、「CEFR」について簡単に説明しておきます。

CEFRとは「Common European Framework of Reference for Languages: Learning, teaching, assessment」の頭文字を取ったもので、「ヨーロッパ言語共通参照枠」という意味です。英語の運用能力を測る基準で、ヨーロッパで作られたため、“ヨーロッパ”と付いています。

文部科学省がこのCEFRに対応した表を作成しています。

A1〜C2に区分されており、例えば、英検2級受検者・合格者はA2〜B1に相当しているとされています。(A2:簡単で日常的な範囲なら、身近で日常の事柄について、単純で直接的な情報交換に応じることができる。/B1: 仕事、学校、娯楽などで普段出会うような身近な話題について、標準的な話し方であれば、主要な点を理解できる。)

CEFRについて、詳しく知りたいという方は文部科学省のHPをチェックしてみてください。

文部科学省:http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/30/03/

5.受験生にマストな資格はコレ!

ここまで英語外部試験について、概要や詳細などを説明してきましたが、最後に、「その中でも、どの試験を受験すればよいのだろうか?」という疑問にお答えします。

英語外部試験を選定する上で大切なことは、「多くの大学で利用できること」「検定料が高額でないこと」(何度か受験するかもしれないため)「家や学校の近く(または学校)で受検できること」です。これらを満たしている試験を選ぶようにすると良いでしょう。

具体的には、総合型選抜(旧AO入試)・推薦入試を受験予定の方も、一般選抜しか受けない、という方も、まずは「英検2級」取得を目指しましょう。できれば、高校1年生または2年生のうちに取得しておくことをお勧めします。

一方、上智大学や立教大学など求められている英語レベルが高い大学を受験する方は英検準1級またはTEAPを取得することをお勧めします。

早い段階で英検2級を取得し、時間のあるうちに更に英検準1級まで取ることで、様々な試験を利用することができるようになり、進路の選択肢が広がります。

また、すでに志望校が決まっている方は大学HPにある応募要項記載の実施試験内容を確認し、どのレベルのどういった英語外部試験の資格が必要なのかを早めにチェックしましょう。早め早めの確認が大学受験においてもカギになります。

あおい予備校では、こうした英語外部試験対策講座も開いていますので、ぜひご活用ください。

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この記事を書いた人:武田 菜穂子(あおい予備校校長)

早稲田大学大学院(政治学研究科)博士課程修了。上智大学大学院(現 グローバル・スタディーズ 国際関係論専攻)修了。上智では日本人初の国連難民高等弁務官 緒方貞子氏に師事。県立高校教諭、大手証券会社を経て有名塾・有名予備校講師を歴任。

予備校講師歴35年以上。日経新聞など各メディアへの出演も多数。これまでに指導してきた生徒はのべ20,000名以上※。生徒一人ひとりの個性を生かした進路指導に定評がある。
※一般・総合型選抜(旧AO)、各種推薦など

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