教えて武田先生!第6回「どうする?英検対策(その2)」
こんにちは。あおい予備校スタッフのHです。
連休に入って当塾も授業が休講期間となりましたが、少しゆっくりできていますか?
あおい予備校校長の武田先生に受験生や保護者の皆さんが知りたい情報をお伝えする「教えて武田先生」第6回は前回に続いて「どうする?英検対策(その2)」がテーマです。
※前回のブログ記事はこちら

スタッフH(以下H):従来型の英検だと1次試験がリーディング・ライティング・リスニング、1次試験合格者対象の2次試験はスピーキングとなるわけですが、リスニングやスピーキングに苦手意識を持つ方も多いですよね。
武田校長(以下T):そうですね。実は私もそうだったんですよ。
H:そうなんですか?授業中に流ちょうな英語を披露されている先生がリスニングやスピーキングが苦手だったなんて信じられませんが。
T:高校まではそれなりに自信があったのですが、大学では周りが英語の達人だらけで…。授業はすべて英語だったし、プレゼンテーションの機会もすごく多くて大変でした。
H:それはキツイ環境ですね。どうやって克服されたのでしょう?
T: 語彙力をつけることからはじめましたね。知っている単語やフレーズが聞こえてくるとちゃんと意味がつかめることに気づきました。あと英文を前から読む練習をひたすらしました。
H:意外です。
T: 受験生の頃は、英文和訳の訓練をひたすらしていただけだったような気がします。もちろんこういう訓練は研究のために学術書を読んだり、英語論文を書いたりする上では役に立ったのですが、コミュニケーションという観点からはやはり不十分でした。
H:英文を英語の語順通りに読むというのは、効果があるのでしょうか?
T:もちろんです。英語の語順通りに読めるのであれば、その語順通りに内容が聞き取れるはずです。
H:確かに。
T:英検の試験対策としては、先に設問に目を通しておくというのも重要です。音声が1回しか読まれないので、聞こえてきてから考えるのでは、間に合いませんから。英検2級だと、聞こえてくる音声と設問の選択肢が一致していることが多いので、この方法はかなり有効です。
H:なるほど。スピーキングについてはどうでしょうか?
T:スピーキングといっても、質問に対する応答なので、慣れてくればそれほど難しくはありません。2級のイラストの説明問題などは、「型」をつくって話す練習をしてみてください。
H:「型」ですか?
T:主語と述語を明確にして、進行形や過去形を使って文を組み立てるだけでいいんですよ。自分の意見を述べるタイプの問題は、ライティングにもあるので、同じ型が使えると思います。
H:先生の話を聞いているうちに、なんだかできそうな気がしてきました。今回も参考になるお話、ありがとうございました。
今回のまとめ:英検のリスニングは、設問の先読みをして情報をあらかじめインプットしておくことが聞き取りやすさにつながります。スピーキングはしっかり型をつくって練習することが重要です。皆さん頑張りましょう。
