教えて武田先生!第5回「どうする?英検対策(その1)」

こんにちは。あおい予備校スタッフのHです。

新学期が始まったと思ったらもうGW。新学期がはじまって少し疲れが出る頃ですが、連休中は学習プランを練り直すのに最適な時期ですよ。さて、あおい予備校校長の武田先生に受験生や保護者の皆さんが知りたい情報をお伝えする「教えて武田先生!」第5回は「どうする?英検対策(その1)」がテーマです。

スタッフH(以下H):6月は英検がありますよね。毎週受験できるS-CBT*もありますが、私が高校生の頃は、6月・10月・1月に学校で受験していました。

武田校長(以下T):学校で受験する方が通いなれた場所なので、それほど緊張感はなさそうです。S-CBTだと少し戸惑うかもしれません。1日で済むのは利点ですが。

H:学校で受ける英検とS-CBTには使い分けがありますか?

T:9月から出願開始の総合型選抜や学校推薦だと英検のスコアが出願基準となっているところもあって、スコアが少し足りない場合、S-CBTで何とかスコアを確保しようとしますね。ただ試験準備の期間を考えると余裕をもって受験すべきでしょうね。

H:そうですよね。ところで、先生、昨年度から英検は少し形式が変わったと聞いているのですが。

T:そうなんです。このブログの読者の皆さんであれば、おそらく英検2級あたりをまずは取得しようと考えているかと思います。

H:英検2級だと、一般選抜でも英検利用(英語外部試験利用)が可能ですし、有利に受験をすすめられる印象です。それで、2級はどこが変わったのですか?

T: 変わったのは、リーディング・セクションの問題数が減少し、その分ライティングの問題が増えたところです。与えられたテーマについて自分の意見を述べるタイプの従来型の問題に、英文の内容を要約するという問題が加わりました。

H:英文の要約ですか…難しそうですね。

T:そうですね。英文の要約問題は、リーディングとライティングの両方のスキルを判定できることから、個人的には良問だと思います。

H:先生、何かやり方のコツのようなものはありますか?

T:日本語で英文の要約を書く問題とそこまで変わらないと思いますが、どこが一番重要な箇所なのかをまずは見つけることですね。要するに、キーワードやキーセンテンスを見つけることです。

H:「キーセンテンス」とは重要な文のことですか?

T:そうです。キーセンテンスが見つかれば、それを別の単語を使って書き換えれば大丈夫です。

H:ちなみに英検対策としてNGな方法ってありますか?

T:単語の丸暗記ですね。これは2級も準1級の問題にも言えますが、英語のインプットよりもアウトプットを意識して力をつけていくことが大切で、いくら単語の意味を暗記しても文章理解にはあまり役に立たないのではないでしょうか。リスニングやスピーキングのテストがある英検では、アウトプットを重視した学習法に変えましょう。

H:今回も参考になるお話、ありがとうございました。リスニングやスピーキング対策についてはまた次回お話していただけますか?

T:もちろんです。

今回のまとめ:英検対策には単語の丸暗記といったインプットよりも、知識を使いこなすアウトプットを意識した学習が重要です。次回も英検対策のお話が続きます。

 

*S-CBT:パソコンを使用してスピーキング、リスニング、リーディング、ライティングの4技能を1日で受験できる試験のこと。

この記事を書いた人:あおい予備校 スタッフ

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