教えて武田先生!第7回「総合型選抜を成功させるために(その1)情報編」

こんにちは。あおい予備校スタッフのHです。

GWも終わり、そろそろ各大学の新しい大学案内(いわゆるパンフレット)が手に入る時期になってきました。

入試制度の大幅な変更がある場合は大学のウエブサイトでも発信されていますが、やはりまとまった情報がほしいとなると、大学案内が便利ですよね。写真もふんだんに使われていて見やすくて、眺めているだけで大学生活やその先の人生まで想像できそうです。あおい予備校校長の武田先生に受験生や保護者の皆さんが知りたい情報をお伝えする「教えて武田先生」第7回は「総合型選抜を成功させるために(その1)情報編」がテーマです。

スタッフH(以下H):「教えて武田先生」第3回では「オープンキャンパスでは何を見るか」をテーマに取り上げていましたが、今回からはとくに総合型選抜を受験しようとお考えの方のために、大学情報をどのように活用するかについてお話を伺いたいと思います。

武田校長(以下T):インターネットの時代になって大学についての情報は本当に入手しやすくなりました。紙媒体のパンフレットしかなかった時代が信じられないです。

H:でも、必要な情報には検索してもたどり着かなかったりしますよね。

T:そうなんです。大学によってサイトの構成が違うので、こちらが情報になかなかアクセスできなかったりします。

H:総合型選抜だと志望理由書に「何を学びたいのか」を書かなければならないので、大学の情報はかなり細かく調べなければなりませんよね。

T: その通りです。大学のサイトやパンフレットにあるキャッチフレーズや大まかなカリキュラムをチェックするだけでは、はっきり言って不十分です。

H:それでは、最も重要な情報とは何ですか?

T: もちろん授業です。大学は研究機関としてももちろん重要ですが、大学はやはり教育機関ですから、国家資格の受験資格を与えるための授業だけではなく、専門知識や一般教養を身につけてもらうためのありとあらゆる授業が揃っています。

H:確かにそうですね。大学に入って困ったのは、たくさんの授業の中からどの授業を履修すればいいのかわからなかったことです。

T:総合型選抜だと授業内容や担当する教授について調べて志望理由書に書くべきなのですが、今は私たちのような学外の者でも簡単に調べることができます。志望理由書を読むのは、実際に授業を担当する教授陣であることを忘れてはいけません。

H:逆に言えば、簡単に調べられるのに授業や教授について触れていないのはマズイというとですよね。

T:そうなりますね。ただし、担当教員の業績、とくに論文は専門性が高いので、そこまで細かく追う必要はありません。

H:他に必要な情報はありますか?

T:学部や学科、専攻の名称が同じであっても、カリキュラムの構成は微妙に違います。できれば複数の大学を調べてどこがどのように違っているのかを把握しておくべきでしょうね。

H:詳しく調べておくことで、志望理由書の内容がより具体的になりますね。

T: その通りです。

今回のまとめ:総合型選抜は、志望する大学について詳しく知ることが重要です。授業や教授陣についてしっかり調べ、「学びたいこと」を具体的に書けるようにしましょう。

この記事を書いた人:あおい予備校 スタッフ

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