【あおい予備校ブログ】教えて武田先生 第2回「総合型選抜・学校推薦で受験するのか、一般で受験するのか?」

こんにちは。あおい予備校スタッフのHです。
新年度が始まったと思ったら、もうGW。
大学受験や勉強の仕方について、前回同様、あおい予備校校長の武田先生にいろいろ質問し、生徒の皆さんや保護者の方々が知りたい情報をお伝えできればと思います。

今回は「総合型選抜・学校推薦で受験するのか、一般で受験するのか?」がテーマです。

スタッフH(以下H):新学期が始まったと思ったらもうGW。そろそろ受験校をどうするか考える時期になりましたよね。GWが開けると、多くの大学が新年度用のパンフレットや入試ガイドを配布し始めますよね。

武田校長(以下T):今は紙媒体だけではなくデジタルパンフレットもあるので、便利になりましたよね。デジタルだと検索もしやすいですし。

H:本当に今は便利ですよね。

T:正式な入試要項が出されるのはもう少し先ですが、総合型選抜・学校推薦の場合は早めに情報が開示されるので、GW後はこまめに志望校のウェブサイトをチェックした方が良いでしょうね。

H:総合型選抜・学校推薦と言えば、今や私立大学だと一般入試で合格する受験生は5割未満だと聞いたのですが。

T: いわゆる「年内入試」ですよね。もちろん総合型選抜は2月や3月に実施する大学もあるので、「年内」とは限りませんが、私立大学が第一志望なら一度は検討すべき受験方式です。実際、私も推薦を受けました。残念ながら不合格となってしまいましたが(笑)。

H:私はまったく総合型選抜や学校推薦は眼中になくて、とにかく一般で頑張ろうと脇目も振らずに勉強していました。

T: それは志望校が明確だったからですよね?その志望校に総合型選抜や学校推薦があって、出願条件を満たしていなければ、そもそも年内入試は検討しなくても良いですよ。

H:私もそう思うのですが、ただ生徒さんの通っている学校の先生がやたら推薦をすすめてくる、と相談されることも多くて。スタッフとしてどうアドバイスしたら良いか迷うこともありますね。先生は「推薦」を受けると決めたのはいつですか?

T:9月です。本当にギリギリでしたね。第一志望校は決まっていたので、2月の一般を受験するつもりだったのですが、成績が足りていたから学校の先生に受けなさいと言われたんですよ。でもはっきり言って準備不足でしたね。

H:というと…
T:小論文や面接の対策を何もしていなくて。当日受験した手応えとして「これは絶対だめだろう」って。

H:先生でもそうだったんですか?

T:でもおかげで、志望校に何とかして入ってやろうってモチベーションは上がりました。この意味で、行きたい大学に年内入試でチャレンジするのはプラスになりますよ。面白いのは、推薦入試で顔見知りになった受験生と一般受験の日に再会して、それで友だちになって…

H:それはおもしろいですね。

T:「同志」みたいな感覚ですかね。それで思うのは、志望校に向けて頑張って勉強するというのは、一生の財産になるということ。頑張った自分に自信がつくし、合格できた時のうれしさがまた格別ですし。

H:私もそうでしたから、よくわかります。

T:だから総合型選抜や学校推薦はあくまでも手段であって、目的ではないのです。時々、年内に合格することが自己目的化してしまって、結局満足できる結果が得られないという…

H:一般は倍率が高くて、落ちるのはコワいし、それで二の足を踏む受験生がいるのですが、「チャレンジした」経験は、私にとっても大きな財産になっていると感じます。

T:それは本当に良かったです。

今回のまとめ:総合型選抜・学校推薦は、「行きたい大学」に行くための手段にすべき。志望校の入試方式を調べ、使えるものは全部使ってみよう。

この記事を書いた人:あおい予備校 スタッフ

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