総合型選抜 専願と併願についてー併願可能な大学まとめ
総合型選抜を受験する際に気をつけたいことの一つとして、「併願可なのか専願なのか」があります。
この記事ではそもそも併願と専願について、具体的に併願可能な大学などについて説明します。
◆目次
4.総合型選抜・学校推薦の受験スケジュールを組むときの注意点
1.そもそも併願と専願とは?
併願と専願について定義を確認しておきましょう。専願については、「単願」と書くこともあります。
「専願」・・・合格した場合、必ずその大学に入学しなくてはならない
「併願」・・・合格しても、必ずその大学に入学する必要はない
一般選抜については、すべて併願できます。
総合型選抜や学校推薦は、国公立大は基本的に専願ですが、私立大は併願可とするところが近年増えています。なお指定校推薦はすべて専願です。
2.どこを見れば併願可能か分かるの?

毎年6〜7月頃に大学は総合型選抜や学校推薦の募集要項を出します。大抵の場合、出願資格の欄に必ず専願か併願可の記述があるので、必ず確認しましょう。表現は大学により異なりますが、たとえば、
「合格した場合には、必ず入学することを確約できる者」
「本試験は専願ではありません。本学の他学部に限らず、他大学との併願が可能です」
などと記載されています。併願可の場合は特に記載がないこともあります。
また、他大学に併願できても、同じ大学の別の学部を併願することができない場合もあります。いずれにせよ、募集要項は細心の注意を払って読みましょう。
3.総合型選抜・学校推薦で併願可能な大学まとめー受験生に人気の高い大学を抜粋
それでは、実際に受験生に人気の高い大学で併願可能な大学を見ていきましょう。以下の表は一例です。*2025年度入試情報を元に作成
大学名 | 専願・併願について |
---|---|
早稲田大学 | 実施する総合型選抜すべて併願可能。 |
慶應義塾大学 | AO入試はすべて併願可能。FIT入試や自己応募制推薦入試は専願。 |
青山学院大学 | 自己推薦入試すべて併願可能。 |
立教大学 | 自由選抜入試(総合型選抜)すべてが併願可。ただし、自由選抜入試と国際コース選抜入試の併願ができない場合がある。 |
日本女子大学 | 総合型選抜すべて併願可能。 |
東京女子大学 | 総合型選抜すべて併願可能。 |
昭和女子大学 | 総合型選抜・学校推薦でほぼすべて併願可能(一部専願あり)。 |
4.総合型選抜・学校推薦の受験スケジュールを組むときの注意点

ここまで専願と併願について説明してきましたが、併願・専願だけを基準に受験校を決めることはおすすめしません。
まずは行きたい大学を決めて、その大学に入るチャンスとして総合型選抜や学校推薦を利用しましょう。第一志望の大学を決めてから、併願可能な大学を見つけて併願校とするのがおすすめです。
中には併願できるからという理由だけで受験し、本命校の準備が間に合わなかったということもあります。
また、本命校が専願で入試時期が遅い場合、入試時期の早い併願可能な大学を受験することは可能です。ただし、専願の大学を併願することはできません。
専願・併願の条件も含め、大学受験はかなり複雑化しています。
ぜひ、プロの力を借りて受験スケジュールを組み立てましょう。あおい予備校では総合型・学校推薦対策だけでなく、一般選抜まで見据えた受験スケジュールの組み立てもサポートしています。
