学部紹介 第5回「社会学を学べる学部・学科」

あおい予備校ブログの大学学部紹介です。各学部ではどのような分野を学び、どのような大学で学べるのか?卒業後はどのような進路があるのか、さらには総合型選抜を実施している大学を分かりやすく解説します!第5回は「社会学を学べる学部・学科」を取り上げます。

◆目次

1.社会学とは?

2.社会学を学べる学部・学科では具体的にどのようなことを学ぶのか?―社会学は学際的な学問!

3.卒業後の進路は?

4.どのような大学で学べるのか

5.総合型選抜・学校推薦を実施している大学例

1. 社会学とは

社会学とは、人間同士の関係や社会の仕組み、集団の行動などを多角的に分析する学問です。

家族、学校、企業、地域社会、メディアなど、私たちの生活に関わるさまざまな領域を対象とし、社会問題の背景や構造を明らかにすることを目的とします。理論的な枠組みと実証的な調査(アンケートやフィールドワークなど)を組み合わせて学ぶ点が特徴で、現代社会の課題を客観的に理解し、解決策を考える学問分野です。

社会学部として独立した学部になっている大学(一橋大学、立教大学、法政大学など)もありますが、文学部社会学科として編成されている大学の方が数は多いです。

2. 社会学部・社会学科では具体的にどのようなことを学ぶのか?―社会学は学際的な学問!

社会学部・社会学科では、社会構造や文化、コミュニケーション、ジェンダー、都市問題、福祉、メディアなど幅広いテーマを学ぶことができます。講義では社会学理論や研究方法だけでなく、統計の基礎やインタビュー技法なども学び、演習ではデータ分析や調査の実践を行うことが多いです。これらを通じて、物事を多角的に捉える力、論理的に考察する力、データに基づいて判断する力が身につきます。現実社会の課題に対して主体的に向き合う姿勢も重視されます。

ところで、社会学は経済学のような「共通理論」が成立しにくく、ある社会現象をテーマに分析するため、さまざまな学問と結びつく「学際性」が特徴です。主な連携分野を具体的に紹介します。

■ 心理学との連携(社会心理学)

個人の意識や行動と、集団や社会の影響の関係を扱います(例えば「なぜ人は周囲に同調するのか」「SNSで意見が極端化する理由」など)。

■ 経済学との連携(経済社会学)

消費行動や企業活動を、合理的な行動だけではなく、人間関係や文化的視点からもアプローチします。格差や貧困問題の分析にも関わります。

■ 政治学との連携(政治社会学)

選挙行動や世論形成、権力構造などを研究します。特定の政党や政策が支持される社会的背景を探ります。

■ 人類学・文化研究との連携

異なる文化や生活様式を比較し、価値観の違いや共通点を明らかにします。グローバル化や多文化共生の理解にもつながります。

■ 教育学との連携(教育社会学)

教育制度、学力格差、機会の不平等が生まれるメカニズムを社会構造の視点から分析します。

3. 卒業後の進路は?

社会学部・社会学科の卒業生は、特定の職種に限定されず、幅広い分野で活躍しています。社会調査やデータ分析の知識が活かし、一般企業では営業、企画、マーケティング、人事などに進むケースが多いです。また、公務員として行政に携わったり、福祉・教育分野で働いたりする人もいます。さらに、大学院に進学して研究者や専門職を目指す道もあります。社会を多面的に理解する力やコミュニケーション能力は多くの職業で求められるため、進路の選択肢は比較的広いのが特徴です。

4. どのような大学で学べるのか

社会学部・社会学科は、かかわる分野が多岐にわたるため、学科の名前や学ぶ内容は大学ごとに特色があります。社会学を学べる大学ごとに調べてみることが大切です。ここでは代表的な大学を紹介します。

国公立大学では、東京大学教養学部・文学部、京都大学などです。一橋大学には社会学部があり、社会学を横断的に学ぶことができます。

私立大学では、早稲田大学、慶応義塾大学、上智大学、立教大学などで学べます。それぞれの大学で特徴が異なります。例えば、早稲田大学では社会科学部・文学部などで幅広く社会学を学べたり、慶應義塾大学ではメディアや文化、社会理論を中心に学べたりします。立教大学は社会学部があり分野が充実しています。

自身の興味のある分野を学べるかどうか確認するようにしましょう。

5.総合型選抜・学校推薦を実施している大学例

社会学を学べる学部・学科で総合型選抜・学校推薦公募制を実施している大学の代表例と出願条件、選考内容、難易度を紹介します(最新年度入試の情報に基づいて作成)。

【難易度レーティング】

5(非常に難しい)4(難しい)3(やや難しい)2(ふつう) 1(易しい)

※レーティングは出願条件、出願書類の分量、当日試験の内容、倍率を加味してあおい予備校が独自に算出したものです。

【総合型選抜】

大学・学部名出願条件提出書類選考内容専願/
併願
難易度
【国公立】東京都立大学人文社会学部人間社会学科-グローバル人材育成入試英検準1級2300,1級2304志望理由書小論文、面接、共通テスト専願(現役のみ)4
【私立】早稲田大学社会科学部-全国推薦評定平均4.0、英検CSE1950、活動実績志望理由書、活動報告書小論文、面接併願可4
【私立】慶応義塾大学文学部-自主応募制推薦評定平均4.1自己推薦書小論文、筆記試験専願(現役のみ)4
【私立】立教大学社会学部社会学科―自由選抜入試英検CSE1950志望理由書、課題レポート小論文、面接、プレゼンテーション併願可4
【私立】中央大学文学部人文社会学科社会学専攻―自己推薦【専攻適性型】志望理由書、自己推薦書面接、グループ・ディスカッション、筆記試験専願3
【私立】日本女子大学人間社会学部‐現代社会学科英検2級 CSE1950志望理由書、自己推薦書小論文、面接併願可3

【学校推薦(公募制)】

大学・学部名出願条件提出書類選考内容専願/
併願
難易度
【国公立】一橋大学社会学部社会学科(学校推薦型選抜)英検1級自己推薦書[1次]G(共テ:6教科8科目)
[2次]小論文, 面接
専願4
【国公立】筑波大学社会・国際学群―社会学類(学校推薦型選抜)評定平均4.3以上、活動実績活動報告書小論文、面接専願(現役のみ)4
【私立】上智大学総合人間学部社会学科[推薦(公募制)]評定平均全体4.0+英検2級自己推薦書、課題レポート小論文、筆記試験専願3

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この記事を書いた人:あおい予備校 スタッフ

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